はじめまして。
昨年読んだ本『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリングロンランド著/日経BP)に感銘を受け、いかに自分たちが事実に基づかずに世の中を見ているのか考えさせられました。世の中は刻々と変化しているため、私たちは人生常に勉強をし続ける必要がある、このメッセージは人生の後半戦に向けて新たな人生計画を練り直す大きなきっかけになりました。
そして一念発起し、edXでIBMのデータサイエンスコースを受講することを決意!
人生100年時代、これから体力は下降線。
文系出身の主婦といったら、”テクノロジー”は相容れない言葉。
PC見てると肩こりひどい。
画面見る目はしょぼしょぼ。
が、やれるとこまで、行けるとこまで行ってみたいと思います。
さて、お気に入りのedX(エデックス)について。
こちらは、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学によって創立された学習プラットフォームで、広範囲にわたり大学レベルの授業を提供しています。
このプラットフォームのすごいところは、錚々たる大学が授業を開講していることに加え、Audit Track(聴講コース)とVerified Track (資格取得コース)の二つのトラックがあり、Audit Trackでは無料でコースを受講することができる点です。
データサイエンスを受講する前に、オランダのWAGENINGEN大学が開講する栄養学の講座をVerified Trackの方で受講してみたのですが、こちらのコースに関しては、気になるAudito TrackとVerified Trackの違いは以下のようなものでした。
- 基礎的な内容はAudit Trackでも受講できるが、関心度が高そうな最新情報に関してはVerified Trackでのみ受講が可能。
- Audit Trackの場合は、受講期限が設定されているようだが、Verified Trackの場合はコンテンツへのアクセスに期限は設定されていない。が、受講終了証明書であるCertificateを取得するには、期限内に全ての受講を終了する必要がある。
- Verified TrackではQuiz、エッセイなど、グレードの対象となるものがプラスされている。
授業のクオリティは想像以上に高く、映像コンテンツはテキストが用意されているため、理解できるまで目と耳で確認しながらセルフペースで進めることができるのは、母国語ではない学習者にとって、とてもありがたいことです。
ところどころに組み込まれたディスカッションに参加する生徒は、まさに世界中からのアクセスで、同じ関心を持つ世界中の人々とつながる機会があるのは、刺激的。自宅からプチ留学気分です。
このコースの肝となったエッセイでは、Peer Assessmentという受講者同士が評価し合うスタイルが取られ、自分のエッセイは他の受講者が評価し、自分は他の受講者のエッセイを評価しました。同じ質問に対するエッセイを他の受講者がどのようにまとめ上げているのかを見るのは、とても面白い機会でした。
最初は、edXのアカウント作るのだけで相当ドキドキしましたが、今ではやってよかったの一言です。Google翻訳と行ったり来たりしながら、一つのページで立ち往生したこともありましたが、無事Certificateを取得することができました。
こういったセルフ学習のサイトの存在は世界中の教育の裾野を大きく広げるなとしみじみ思います。