心せよ、安全だけど詐欺多発

シンガポールといったら、安全な国ランキングの上位にランクインする国。真夜中に一人で女性が歩いても安全ですし、子供を一人でタクシーや乗り物に乗せて出かけさせても不安はありません。

 

香港に引っ越したばかりの2010年前半の頃には、子供がまだ小さく、当時子供の誘拐事件が多発していたため、外出ではそれなりに緊張感を感じていました。買い物をしていても、うっかり高めに買わされてしまうことも多く、そちらもまた緊張感が必要でした。香港も概して安全ではありましたが、泥棒に入られた話や家で働くメイドさんに金品を取られたという話は珍しくなく、ドキッとする話を聞いたり、大事には至らないがヒヤリとしたすることがあると、その度に心を引き締め直していたと思います。

 

シンガポールに引っ越ししてきてから4ヶ月が経ち、新しい土地、人と文化に馴染むために、感覚のチューニングが始まっているのを感じます。

ご近所さんと話していて、シンガポールにおいて無防備でも大丈夫なことと、気をつけた方がいいことを聞き、シンガポールで生活をするための心得が少しずつ見えてき始めました。

 

(以下、ご近所さん情報)

泥棒よりスキャム(詐欺)に気をつけよ!

泥棒の危険性は低い。例えば、携帯電話をホーカーやレストランのテーブルの場所取りに使い、本人がその場を離れても携帯がなくなることはない。携帯はなくならないが、椅子はなくなるかも! CCTVがあちこちにあるため、うっかり泥棒の扱いを受けることにならないように、置きっぱなしになっている物はやたらと触らないほうが無難。

 

近頃、泥棒よりよほど怖いのはむしろスキャム。ご近所さんのお父様のところにも、先日友人を装ったビデオコールがかかり、お金を貸してくれと言われたそうです。携帯をなくしたご友人のデータから友人の顔をAIで生成したものを使ってビデオコールがあったという話でした。なんかハイテクすぎる。まあ、その話はともかく、確かに怪しいコールやサイトへの誘導は多く、銀行や政府も気をつけるよう警告をしています。

 

飲食店のテーブルにある素性のわからないQRコードも気をつけた方がよいとのこと。

 

PayNowやScan &Payなどを使っての支払いの際には、銀行のデジタルバンクのアプリから直接払うより、PayLah !などのモバイル決済サービスを使った方が安全。

 

余談ですが、ポリスステーションにはおまわりさんが常駐していないところもあるらしいです。交番の無人化。いかに平和なのかが伺えます〜。警察への通報も緊急ではない場合、E-serviceが基本なようです。