快適に、おしゃれに、エシカルに。こだわりあるおしゃれアイテムが揃うセレクトショップBRISA

シンガポールに引っ越して来て以来、足繁く通う街のひとつ、カトンKATONG。ジョー  チアット ロードJOO CHIAT ROADにはおしゃれなお店が佇み、散策がとても楽しいエリアです。先日、プラナカンショップハウスを見た帰り道、素敵なセレクトショップを見つけて立ち寄りました。お店の名前はBRISA 

 

 

BRISAとはスペイン語で ”風” という意味なのだとか。

スペイン人のオーナーさんが、スペインはもちろんのことオランダ、ギリシア、フランスなどヨーロッパやアジアなど世界中からこだわりのスモールブランドを集めてセレクトしているそうです。リゾート感のあるナチュラルな雰囲気の店内には、洋服、靴、バッグ、アクセサリーなど服飾雑貨からインテリア雑貨までがおしゃれにディスプレイされ、「あっ、これ、かわいい!」と思う瞬間が何度となく訪れるラインナップ。リネンやコットン、ビスコースなど、暑い国でも心地よく着られる素材を中心に、繊細さやスタイルを感じるデザインであるという、南国での実用性とファッション性を押さえた洋服に出会える貴重な場所です。

 

(左)柔らかなレザーのスペインのバッグがたくさん(中)刺繍が美しいギリシアのリゾートブランド"Greek Archaic Kori"と"NEMA"の洋服 (右)アクセサリーや雑貨が所狭しと並ぶ

 

取り扱いブランドの中にはグリーク アーケイック コリGreek Archaic Koriというギリシアのリゾートブランドがありました。こちらは紀元前600年から紀元前480年のアーケイック時代の若い女性の像「コリ」に触発されてそのブランド名が名付けられたそう。風をはらむゆったりとしたカフタン、ドレス、チュニックなどには錦糸が施され、日中も夜も、時間帯も年齢も問わず着られそうな優美なデザイン。

同じコーナーに並んでいたギリシアブランドNEMAはエスニックボヘミアンなラインナップで、遊び心のある展開。可愛く、そして涼しそう。

 

インパクトあるモチーフやパターンを斬新に配したデジタルプリントのワンピースはMe369のもの

 

ローカルジュエリーデザイナーが手掛けた商品があるのも、こちらならでは。お店のスタッフによれば、「このストリートをちょっと行ったところに住んでいる方で〜」とのことです。セミプレシャスストーンを使ったハンドメイドデザインは、オンリーワンを探している人にピッタリ。

 

和小物もあるぞと思ったら、こちらは日本人デザイナーの商品ではなく、マレーシアやカンボジアの女性たちがビンテージの着物を使ってリクラフトしたアイテムでした。それぞれの商品タグには、縫製を手がけた女性の名前が記されています。MONIKOというこちらのブランドは、マレーシアやカンボジアの難民や職人、困難な状況におかれた人々の自立をサポートを行っていて、時と空間を超えたクラフトマンシップのリレーと、モノと人への愛ある取り組みが印象的でした。

 



店の奥にはインテリア雑貨のコーナーもあり、時間が経つのを忘れてしまいます。

 

コーストに近いエリアならではのリゾート感と、国際都市シンガポールならではのグルーバルなセレクトに夢中になりながらも、時折窓の外に目をやると熱い日差しを受けたプラナカン建築の美しい街並み。このエリアに行ったら、ぜひおすすめしたい一軒です。

 

BRISA

310 Joo Chiat 427561

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